私たちスタッフは、ひたむきに情熱を持って患者様・利用者様へリハビリテーションを提供しています。
患者様、利用者様、ご家族様、どうぞお気軽にリハビリテーションについてお声掛け下さい。
今後も地域に信頼される病院、リハビリテーション科を目指して頑張ります!!
施設基準
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脳血管リハビリテーションⅠ
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運動器リハビリテーションⅠ
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呼吸器リハビリテーションⅠ
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心大血管リハビリテーションⅠ
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廃用症候群リハビリテーションⅠ
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がん患者リハビリテーション
物理療法機器やトレーニングマシン等、充実した設備にて様々な状態に対応しています。
スタッフ
当院リハビリテーション科には国家資格を持った、
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理学療法士(PT)12名
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作業療法士(OT) 9名
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言語聴覚士(ST) 4名
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助手 1名
総数26名のスタッフが在籍しています。
4チームの編成(外来 入院 通所 訪問)により、入院から在宅まで途切れのないリハビリテーションを行っています。
【病院スタッフ】
理学療法士(PT)14名・作業療法士(OT)8名・言語聴覚士(ST)5名
【訪問リハビリテーション】に
理学療法士(PT)2名・作業療法士(OT)1名
【通所リハビリテーション】に
理学療法士(PT)2名
のスタッフが在籍し連携も行っています。
他に同じ法人【おおざと信和苑】に
理学療法士(PT)2名・作業療法士(OT)4名・言語聴覚士(ST)1名
総数7名のスタッフが在籍し、
PT・OT・STがそれぞれチームで協同して、情報共有をしながら患者様とそのご家族様の日常生活を支えています。
業務内容
理学療法
理学療法(PT)は痛みのある方に物理療法や徒手療法(関節・筋肉・神経等の問題を手で治療する)で痛みを和らげ、日常生活が出来るように訓練・アドバイスをしていきます。
例えば…
☆膝が痛くて長距離が歩けない。
⇒炎症がある時にはアイスパックで冷やしたり、血行が悪い時にはホットパックを行ったり、電気治療で痛みが軽減する場合もあります。痛みが軽くなったところで関節の動きを良くしたり、筋力強化を図ったり身体の使い方、動き方を指導したり、時には膝装具を検討したりしながら少しずつ歩行距離を伸ばしていきます。
☆入院してベッドにいる時間が長くなっている。寝たきりにならないか心配…。
⇒医師と相談し必要最小限の安静をとりながら退院までに入院前の状態に近づくよう目標が立てられます。寝たきりにならないようベッド上で運動や、起きあがりの練習から始めます。
☆仕事でしゃがむ事が多いが腰が痛くて仕事を休んでいる。仕事を変えるべきか悩んでいる。
⇒腰痛を軽減しながら仕事に必要なしゃがみ動作を練習し職場復帰を目指したプログラムを立てます。その他どんな仕事なら安全に出来るかも一緒に検討します。
☆在宅酸素療法が必要になった。痰を出したり、苦しくない範囲で運動したり、日常生活がうまくできるか心配。
⇒安楽な呼吸方法の指導や痰の出し方の練習、息苦しさの無い範囲で運動のやり方を指導します。また実際に自宅で日常生活動作の練習や家事、散歩などを不安 なく行えるよう練習します。外出できるようになれば通所リハビリテーションの利用もできます。
作業療法
作業療法は個人に合わせた様々な訓練を通して社会復帰を目指し、身の回りの動作の自立や買い物や家事動作と言った応用動作の獲得を図ります。また認知症の評価や専門的な対応も行っています。
以前まで出来ていた食事やお風呂、トイレ動作に介助が必要になっている。
自宅での日常生活を具体的にイメージし、食事場面でのセッティングや自助具食器(箸やスプーン、器の工夫)の使用を一緒に考えます。お風呂やトイレで動作練習を行い、入院前の状態に近づくよう目標を立てます。また、介助が必要な場合にはご家族さんへ介助方法の助言や指導も行い負担が軽くなるよう、専門的なアドバイスを行います。
言語療法
言語療法(ST)は話す事が出来ない、コミュニケーション障害(専門的には失語症や構音障害、高次脳機能障害等)がある方や食べることや飲み込みの障害(摂食・嚥下障害)のある方に対して 個人合わせた訓練や指導を行います。
例えば…
⇒☆言いたい言葉がすぐ出てこない ☆言葉がはっきりしない ☆言った事がうまく伝わらない
☆ご飯や飲み物が飲み込みにくい ☆むせやすい など…
リハビリテ ーションは入院から在宅まで継続して受ける事ができ、実施する目的や内容によって受ける場所が変わります。入院中は病院で、退院後は外来リハビリテーションや通所リハビリテーションで、自宅では訪問リハビリテーションの実施が可能です。
外来リハビリテーション
通院されてくる患者様には腰や膝、首などの関節に痛みのある方が特に多く、その他にも脳卒中後遺症など様々な状態により日常生活に影響がある患者さんが治療されています。
また入院中のリハビリテーションに引き続き治療・訓練が必要な方も主治医の指示を受け継続できます。なかには仕事に復帰しながら通われている方もいます。
☆脳卒中で入院していた。左半身に軽い麻痺が残ったが自宅での日常生活は出来るようになった
ため退院した。畑仕事にも出たいができるかな…? 腰も少し痛いよ。
⇒しゃがんだり、立ちあがったりする動作が困難であったためその練習から取り組み、温めたり、電気治療したり、マッサージなどで腰痛の軽減を行った。動作自体は可能となったが実際畑仕事を開始しながら腰痛治療には定期的に通っている。
☆ST外来では小児も対象者となります。
⇒言葉の発達や遅れにより上手に話せないお子様へ言語訓練を行います。
他に発達検査等も実施しています。
✿お子様の発達や言葉に関してお悩みの事や不安に感じることなどありましたら主治医や当院の言語聴覚士(ST)へお気軽にご相談下さい。
✿外来リハビリテーションは個別担当制で通院日時や回数を予約して頂く事で待ち時間の短縮を図っています。
入院リハビリテーション
入院患者さんにチーム(PT・OT・ST)で関わり、さらに医師・看護師・介護福祉士・栄養士・医療ソーシャルワーカー等と連携しながら、リハビリテーションを提供しています。
リハビリを行う場所もリハビリ室や個別訓練室以外に、病棟や個人のベッド周囲でリハビリを行い 日常生活動作がより行いやすくなるようアプローチしています。
例えば…
☆退院が決まったが、車イスが家に入らない。
⇒ご自宅を訪問し、車イス使用できるよう環境を整え住宅改修の提案をします。
他に必要な福祉用具があれば相談にも応じます。環境に合わせて安全に生活が送れるよう確認し早期家庭復帰、社会復帰できるよう支援しています。
✿退院後の生活に不安のある方には外来リハビリにて引き続き治療をしたり、介護保険サービスの利用を提案したりと医療ソーシャルワーカーの協力を得ながら安心して過ごせるよう支援しています。
通所リハビリテーション
PT・OT・STが配置されており、介護認定を受けた利用者様の在宅生活が維持できるよう本人様やご家族様と相談しながら、目標を立てリハビリテーションを提供しています。
プログラムは身体だけでなく心身や精神に目を向け、生活が安心・安全に送れるよう考えています。
認知症予防の取り組みとしては作業活動(ぬり絵 ちぎり絵 手工芸など)を通して趣味や生きがい作りを行っています。
外出により閉じこもりを予防し、家庭以外にも本人様が安心して過ごせる居場所づくりを支援しています。
訪問リハビリテーション
在宅生活にお困りの方に対してPT・OTがご自宅へ訪問し生活動作(更衣 排泄 食事など)の練習や身体機能訓練を行います。その他住環境整備や住宅改修、ベッドや車いす、歩行補助用具に関する助言や介助方法の指導を行い、日常生活の自立やその人らしい生活ができるよう支援しています。
●訪問リハビリは何のためにするの…?
住み慣れた場所でご利用者様本人が生活していけるように支え、ご家族・地域との関わりを増やし、寝たきり状態を防ぐことで生活範囲を広げ、快適で豊かな生活が送れるようになるために行います。
●訪問リハビリを利用するにはどうすればいい…?
訪問リハビリは介護保険サービスです。ケアマネジャーに相談しながら進めてみてください。また お気軽に病院窓口、訪問リハビリまでお問い合わせください。
※「イラスト:OTナガミネのリハビリイラスト集」